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社葬の知識 : 参列のマナー

お別れの会・偲ぶ会のマナーについて

お別れの会・偲ぶ会のマナーについて

一般的な葬儀とは異なり自由な形で故人とのお別れの場として行われる会が「お別れの会」「偲ぶ会」です。葬儀の形式が異なるため、マナーや服装について従来の葬儀と異なる部分があります。参列される方々が不安に感じることも少なくありません。セレモアでは、お別れの会・偲ぶ会に参列される際のマナーについて、わかりやすく解説いたします。どのような点に注意したら良いのか確認しておきましょう。


お別れの会とは

葬儀とは別の日に改めて故人の友人や縁のある方を招き故人を偲ぶために行われる会を「お別れの会」もしくは「偲ぶ会」と呼ばれます。四十九日を過ぎたものを指して「偲ぶ会」と呼ぶこともありますが、明確な定義で使い分けられているわけではありません。通常の葬儀との違いとして、あまり宗教的な儀式色が強くないケースが多く、焼香の代わりに献花をしたり、立食形式であったりすることが多いです。ご家族やご親族による葬儀は事前に済んでいる場合が一般的です。



参列前に確認すべきこと

案内状の内容を確認

お別れの会や偲ぶ会に参列する際は、まず案内状の内容をしっかりと確認いたしましょう。会場・日時はもちろんのこと、「香典・供物・供花の受け付け」についての記載があるかどうかも重要です。また、参列する際の服装を平服でとの案内がある場合もありますので、その点も忘れずにチェックしてください。


代表者の選出

企業関係者として参列する場合、故人と同等の役職に就いている人を代表者として選ぶのが一般的です。代表者が参列できない場合は、代理人が本来の参会者の名刺を持って参列することが望ましいです。


香典・供物・供花の扱い

案内状に「香典辞退」と記載されている場合は、香典を持参しないようにしましょう。供花のみ受け付ける場合もありますので、その点も注意が必要です。



お別れの会での服装は?

自由な形式で行われるお別れの会では、比較的カジュアルな服装での参列が可能です。ただし、あくまで追悼の場であることを考慮すべきですし、主催者からドレスコードの案内がされていることもあるので確認が必要です。


案内状に「平服でお越しください」と明記されていた場合

「平服」は普段着ではありません。正装でない服装のことです。一般的に男性であれば紺やグレースーツで、女性であれば落ち着いた色のワンピースやアンサンブルスーツなどです。黒系統でかつ華美ではない服装を心がけます。
通常の葬儀との違い、「平服」とあった場合は喪服の着用は避けたほうが良いでしょう。ご逝去から時間が経っている場合も多く、主催者が一般的な葬儀とは違った形式を希望されていることもありますので、注意が必要です。


学生の参列の服装

学生に関しては、制服が正装となりますので、「喪服」「平服」にあたるものは制服だと解釈して構いません。制服がない場合は手持ちの服の中で暗色系のものを選ぶと良いでしょう。また、子供の場合は光ったり音が出たりする靴は避けましょう。



お別れの会に香典は必要?

お別れの会の案内に香典辞退の意向がなければ、香典を用意しましょう。香典袋には「御香典」「御花料」などの表書きをします。相場は、会社としての関わりや、参列者の役職によっても変わりますが、1万円、3万円、5万円が目安です。お別れの会は会費制となっていることもあり、その場合は会費を持参すれば香典は不要です。この場合はおつりが出ないように事前に準備をしておきます。



会場でのマナー

受付での対応

会場に到着したらまずは受付に向かい、案内状に同封されていた受付票と名刺を渡します。代理人が参列する場合は、名刺の右上に「代」の字を記入し、上席者の名刺の右上に「弔」の字を記入したものを添えて手渡しましょう。


喪主への挨拶

喪主への挨拶は、開式前に行います。忌み言葉を避け、手短にお悔やみの言葉を述べましょう。


献花の仕方について

お別れの会では、焼香ではなく献花となっているケースが多いです。献花に使用する花は主催者側が用意しているので、参列者として持参する必要はありません。仏花ではなく、白百合や白薔薇、あるいは白いカーネーションなどさまざまなケースがあります。


献花の際には、以下の手順に沿って行動いたします。

1.花の受け取り

献花用の花は、会場にてスタッフから参列者に手渡されます。敬意をもって両手で受け取ってください。荷物が多い場合はあらかじめクロークに預けておき、献花に進む前にできるだけ両手を空けておくことが望ましいといえます。


2.進行方向の確認

献花台に向かう前に、会場スタッフの案内に従い、進行方向を確認します。


3.花の持ち方

茎を左手で支え、花が右手にくるように持ちます。この際、花は横向きにします。

献花手順1

4.遺族への一礼

献花台に進む前に、遺族の方向に向かって一礼します。


5.献花台での所作

献花台にて故人の遺影に向かって一礼し、右回りにして茎の部分を霊前に向けて献花します。

献花手順3-1
矢印
献花手順3-2
献花手順3-1
矢印
献花手順3-2

6.黙とう

献花後、遺影に向かって黙とうを捧げます。この時間は、故人との思い出を心に留める静かな瞬間です。

献花手順4

7.退場

黙とうを終えたら、再び遺族に一礼し、スタッフの案内に従って退場します。


献灯の仕方

献花以外にも、ロウソクなどの明かりで追悼の意を示すセレモニーもあります。この場合は以下のような手順で行います。

  • 係員からキャンドルスタンドを受け取り両手で持つ
  • ご遺族に一礼して献灯台の前に進む
  • 遺影に一礼する
  • 黙祷して最後に一礼する
  • 退場時に再びご遺族に一礼する

キャンドルスタンドを置くのではなく、トーチ(火をつける道具)でキャンドルに火を灯す場合もあります。珍しいスタイルですので会場で案内に従いましょう。


焼香の仕方

通常の焼香と同様となりますが、参列者が多い場合は時間短縮のために焼香は1回となっている場合もあります。会場の利用時間などもあるのでスムーズな進行につながるように心がけます。

こちらもご参考に「仏式の参列マナー/焼香の作法」


お子様連れでの参列

お子様連れでの参列もマナー違反ではありませんが、他の参列者に迷惑をかけないように気を配る必要があります。


お別れの会・偲ぶ会は、故人を偲び、その生涯を称える場です。セレモアでは、お別れの会・偲ぶ会に関するさまざまなサポートを行っております。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。故人を偲ぶ大切な時間を、心に残るものにするために、私たちは全力でお手伝いいたします。


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